プロフィール
mako
mako
ピアニスト・ピアノ教師の
宗行晶子(むねゆきまさこ)です。

クラシックを中心に、映画音楽、ポップスなど、
幅広いジャンルで演奏活動すると共に、
豊橋市(岩田校区)の自宅にて、ピアノ教室をしています。


幼児から大人の方まで、一人一人の個性を見極めた、きめ細かい指導を心がけています。


詳しくは、
カテゴリーの中の「自己紹介」をご覧下さい。
カテゴリーが見れない方は、こちらです。→
http://makopiano.dosugoi.net/e71616.html

教室について、ご質問のある方は、メッセージを送って下さい。
powder_snow313@yahoo.co.jp

大阪府出身。
京都市立芸術大学ピアノ科卒業。
なにわ芸術祭にて、新人賞、大阪府知事賞、
大阪市長賞を受賞。
ヤマハ演奏グレード3級、指導グレード3級取得。
1992年より豊橋市在住。

オーナーへメッセージ
QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 19人

2010年09月09日

どんな夢?

どこかで聴いたクラシック・・
今日は・・

シューマン  「トロイメライ」     です。


シューマン(1810-1856)も、ショパンと同じく、今年が生誕200年の作曲家です。ドイツに、生を受けました。

この「トロイメライ」は、「子どもの情景」という、全部で13曲からなる曲集の中に入っている曲で、
日本語に訳すと、「夢」とか、「夢想」という意味です。
そう、「子どもの情景」というタイトルではあるけど、子供のための曲集ではなく、
大人からみた子供時代の思い出を描いているものです。

ちなみに、他の12曲も含めて、タイトルを書いておきますね。


「見知らぬ国から」
はじめて行く世界・・どんな所だろう?
子供は、はじめての場所に、異様なほど恐怖心を持つと同時に強い憧れを持ちます。

「めずらしいお話」
わくわくドキドキ!

「鬼ごっこ」
飽きる事なく、ただ走り続ける・・ねえ、いい加減、やめたら・・?

「おねだり」
しつこくおねだり・・ねえ、ねえ・・聞いてもらえないと、床にゴロン・・

「満足/十分に幸せ」
生まれてきてくれてありがとう・・これはきっとお母さんの気持ちの曲かな
        (↑実際、こうして楽譜にハートマークの書き込みが・・)

「大事件」
じけんだぁ~!子供はなんでも大げさです。

「トロイメライ」
それは、ぼくだけの世界・・うれしいこと、悲しいこと・・全部、全部おしこめて
君だけに教えてあげる・・このピアノの音と音の狭間には、ぼくだけの夢の世界・・

「炉ばたで」
ほら、あったかいスープを飲んでごらん・・お外、さむかったでしょ・・
おばあちゃんの優しい声・・孫を見守る優しい目は親以上?

「木馬の騎士」行くぞ!エイッ!子供はヒーロー、どんな所でも自分が1番、駆け回り、高い所からジャンプ!

「むきになって」
自分の思い・・真っ直ぐな思い・・どうして聞き入れてくれないの?

「おどかし」
子供は、すぐにびっくりするものです。こちらが、脅かそうとしていなくても・・。

「子供は眠る」泣き疲れて眠る・・そう、子供はいつも安らかな顔で眠るものではありません。
涙に濡れた頬をぬぐってあげながら・・ごめんね、明日は楽しい日でありますように・・
そんな願いを込めて、おふとんをかけてあげる・・
静かな寝息・・どんな夢を見ているのかな・・どうか、楽しい夢でありますように・・

「詩人は語る」
静かに・・時は流れる・・大切にしたいよね、今、この時を・・
子供との時間を・・そう、いつもいっしょ・・だけど、時は流れていくのだから・・      

これは、シューマンの中でも、技術的には弾き易い曲かもしれません。
でも、やっぱり、子供用ではなく、大人が弾く曲なのかも・・と思います。
子供時代を体験してきた大人の人が・・世の中の子供への眼差しを音にする曲なのかなと思います。

こうして書いていると、本当に懐かしい気持ちでいっぱいです。
私の子供は、もうずいぶん大きくなってしまいましたが、
それでも、今、この時・・一緒にいるひとときも流れ続けているわけで・・大切にしなければいけないなあと思い、
久々に「子供の情景」の楽譜を開いてみました。



トロイメライをどうぞ・・
    ↓



同じカテゴリー(音楽(クラシック))の記事画像
ショパン国際ピアノコンクール
ショパン国際ピアノコンクール 予備予選
バレンボイムの演奏会
ベートーヴェン様の力を授かる…
ニューヨークへ(2)
ニューヨークへ(1)
同じカテゴリー(音楽(クラシック))の記事
 ショパン国際ピアノコンクール (2021-10-31 11:15)
 ショパン国際ピアノコンクール 予備予選 (2021-07-16 01:19)
 バレンボイムの演奏会 (2021-06-11 21:45)
 ベートーヴェン様の力を授かる… (2021-05-25 14:39)
 ニューヨークへ(2) (2019-12-31 12:20)
 ニューヨークへ(1) (2019-10-28 11:37)

この記事へのコメント
”どこかで聴いたクラシック”というサブタイトルが聴きやすいですね~先回のショパンとは180°違う選曲でCMなどにもよく使われていて、、、
音楽は不思議ですね!この曲聴くとあの思い出が、、、なんだかタイムマシーンのようデス。今聴く曲が未来になると思うと自分にも子供にも名曲を選んで聴きたいものです。
Posted by どうまいムシパン at 2010年09月09日 18:15
どうまいムシパンさん。
そうそう、今まで忘れていたことも、その曲を聴いた途端に、その時の状況や気持ちが、どんどん思い出されたりすることもありますよね。
「今、聴く曲が未来になる・・・」なるほど~~!!
私も、そう思って、生徒ちゃんたちの心の宝物を増やしていってあげられるように、していきたいものです。
Posted by mako at 2010年09月09日 20:28
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。