2013年03月23日
水の精。。

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「水の精」というタイトルの曲で、いろいろな作曲家の方が曲を作られていますが、
私自身がよく知っている曲は、ラヴェル「夜のガスパール」の中の「水の精」と、
ドビュッシー前奏曲集第2巻の「水の精」でしょうか・・。
ショパンのバラード4曲は、ミツキェヴィチの詩「水の精」から着想を得て作られたそうですね。
(まぁ、ショパンのバラードに関しては、決してそれだけではないし、
それはきっかけに過ぎなくて、他の大部分はショパンの人生が凝縮されたものだと思いますが・・。)
先週、「フランス音楽の世界」というタイトルのピアノリサイタルを聴きに行ってきたのですが、
その中で、シャミナードの「水の精」が演奏されました。
女性の作曲家であるシャミナードは、フランスに生まれ、ドビュッシーと、ほぼ同世代のようですね。
サロン向けのピアノ音楽家として活躍されたそうですが、
この「水の精」、初めて聴きました。
水の、たゆたう流れ・・、いろんな色に輝く水滴・・
とても心地よい響きに心奪われてしまいました。
ユーチューブで探してみたのですが、この先日聴いたピアニストさんの演奏が
とても心に残ってしまって・・。
翌日さっそく楽譜を入手して弾いています。
うーん・・とっても心地よいです。
自分のレパートリーに入れて、どこかで演奏できればいいなぁ・・。
世間では、一般的にあんまり知られていない曲でも素敵な曲がたくさんありますよね。
一生のうちで出会える曲には限りがありますし、
人との出会いと同様に、曲との出会いも、また、ご縁なのでしょうね。。
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